名前に込められた想い

名前は両親からの最初のプレゼントだと言われますが、私のかずみという名前は「和美」という漢字を使います。先日、母と話をしていた時に名前の由来の話になりました。

「和」という漢字の意味を改めて調べてみたところ、「調和する」「争いがない」「穏やかである」といった状態を表す漢字で、「ぎすぎすした環境には身を置いてほしくない、和やかな人との輪の中で美しく生きていける人になって欲しい」という想いを込めてつけてくれたそうです。

もともとそんなに人と関わることを得意としていなかったため、たくさんの人と接するヨガ講師になったのは意外だったけれど、生徒さんたちとの「和」の中で楽しくヨガをしている今の私は、名前に込めた想いのようになったね、と。

SirumalarYogaのSirumalarはタミル語で「小さな花」を意味します。タミル語は、いつか行きたいと思っていたインドにようやく行くことができた時、滞在したタミル・ナードゥ州で使われている言葉です。

瑞々しくしなやかにゆっくり開花していく花のように、自分のペースで楽しみながら一歩一歩進んでいきたい。小さな花のようなひとつひとつの出会いを繋ぎ、彩り豊かな花輪のような人との輪を作っていきたい。そんな想いを込めました。

すべては誰かが何かを願うところから始まり、その願いがあちらこちらで形になったりならなかったり、叶わなくてもそれがまたほかの願いへとつながっていく。そんな人の想いでこの世界はできているのだと思います。

両親が私の名前に込めてくれた想いのように、いつか私の想いも叶うといいなと思っています。

SiruMalar Yoga

東京都大田区でヨガのレッスンを開催しています。